やっと少年が止まったのが、なんというか体育館?みたいな西洋の造りをした建物。 はぁ、はぁ、と息を切らしてる私を置いて、平然と何事も無かったような目で見る少年。 「早くしろ。もう始まるから」 と言い、私を置いて会場に入って行った。 『なんだあいつ...!!』 流石に私もあの自分勝手ぶりにイラッとして、べーっと思いっきり舌を出した。 連れてきてくれたのはありがたいけどさ...と文句を言いながら少年と同じように会場へ入る。