でも
『おい、バカ!何泣いてんだよ。泣いてたらますますブスになるだろうが、笑ってろよ』
『本当に可愛くない、可愛くない。…でも、俺は別に嫌いじゃないからな、お前のこと』
『へったくそだな。満足に目玉焼きも焼けないのかお前は。お前のまずい飯を食えるのはこの世で俺だけなんだから感謝しろよな』
なんだかんだいって、彼はいつもわたしの傍にいた
『本当にブサイクだな、お前』
そう言って、微笑む彼の笑顔にわたしは恋をしたのだ
あんな大嫌いだった君を好きになっちまったよ、責任取ってくれるのかい?
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