『お前、今欠伸したな』
超絶不機嫌な彼にそう聞かれ、わたしはあっ、やばいと本能的に危機感を感じた
『いえ、してません。というか夜はこれからまだまだで…』
『調子のんじゃねぇぞ、クソチビ』
わーぉ、やばいぞ
焦らし過ぎちゃった、えへ
『あの、わたし明日は久々の休みで、ゆっくり休みたいんですけど…』
『あ?そうか、じゃあベットの中でゆっくり休めばいい』
『ちょっ、待っ…!!』
『待つか、バカ』
こうしてわたしの天下は終わりを告げ、その日は案の定ベットの中で何回も泣かされました
次の日は、腰が痛すぎて、ベットの中から一歩も動けず、わたしの貴重な休みが完全に潰れた
もう絶対に今度は調子に乗りすぎないぞと、これで既に何回目かわからない誓いを胸に刻み
今日も今日とて、彼の暴言に耳を塞ぐのであった
終わり

