不機嫌プロポーズ(仮)





お風呂から出た後も、わたしを早くベットへと向かわせたい彼にわたしは




『髪の毛が乾いてないから』




と言うと、普段なら絶対にやってくれないのだが、彼がドライヤーで髪を乾かしてくれたり





『アイスが食べたい』




と言うと、一緒にコンビニまでアイスを買いについてきてくれる




こうしてベットに向かうのを引き延ばすのこと数時間、時刻は既に夜中の1時過ぎだった




もうそろそろ寝るか…と欠伸をかいて、油断した隙にわたしは彼に体を持ち上げられていた




所謂、お姫様抱っこというやつだ