不機嫌プロポーズ(仮)





ドラマを見ている最中も彼の求愛行為は続いており、わたしの肩に顔を埋め、腰に回していた手を動かし始める




少しくすぐったいが、わたしは無視して、ドラマを見た




『なぁ…』




『なぁに?』




『お前、まだ寝ないの?』




痺れを切らした彼がそう聞いてきたので、時計を見てみるとまだ夜の10時




いつもなら1時過ぎまで起きてるくせに、何を言う




『まだー、今日はこの後見たい特番もあるの』




こういう日に限って、早くベットに向かわせようとする




本当にわかりやすい