そこにいたのは龍聖だった。
「和樹に書いた手紙か…………?しばらく会えないんだぞ?恥ずかしいとか言ってないで読んでやれよ…………」
龍聖がそう言うと、しばらく会えないという言葉が急に胸に重くのし掛かってきた。
そうなんだ…………
電車に乗ったら、もう和樹君はいなくなるんだ…………
櫻は涙で滲む手紙を眺めながら、和樹と龍聖の前で読み始めた。
和樹君へ。
大きくなった和樹君は、サッカー選手になってますか?
私と結婚して幸せになってますか?
ずっとずっと私は和樹君が好きだけど、ずっと仲良くできるかわかりません。
お父さんとお母さんみたいに喧嘩をする時もあるかも知れないけど、私はいつまでも和樹君の事が好きだと思います。
私が寂しそうな時は、ぎゅーってしてくれたり、チュッてしてくれると元気になります。
大きくなった私と和樹君と赤ちゃんで、楽しい家族を作っているといいな~
星野 櫻
「和樹に書いた手紙か…………?しばらく会えないんだぞ?恥ずかしいとか言ってないで読んでやれよ…………」
龍聖がそう言うと、しばらく会えないという言葉が急に胸に重くのし掛かってきた。
そうなんだ…………
電車に乗ったら、もう和樹君はいなくなるんだ…………
櫻は涙で滲む手紙を眺めながら、和樹と龍聖の前で読み始めた。
和樹君へ。
大きくなった和樹君は、サッカー選手になってますか?
私と結婚して幸せになってますか?
ずっとずっと私は和樹君が好きだけど、ずっと仲良くできるかわかりません。
お父さんとお母さんみたいに喧嘩をする時もあるかも知れないけど、私はいつまでも和樹君の事が好きだと思います。
私が寂しそうな時は、ぎゅーってしてくれたり、チュッてしてくれると元気になります。
大きくなった私と和樹君と赤ちゃんで、楽しい家族を作っているといいな~
星野 櫻


