幼馴染み~初恋物語~

「僕は王子様と白雪姫の応援団だからな?白雪姫を幸せにするって約束しろ~」

「痛い痛いっ。押し付け過ぎだって」

「僕は和樹君がミュージカルを上手く成功できるように、応援してるんだからなーっ!!」

「わかったって~」

楽しそうにぬいぐるみで遊んでいた時、櫻が言った。

「高校に行ったらサッカー頑張れよ~?」

「あっ…………うん…………」

二人の空気が重くなる。

結局、別れた理由はこれなのだから。

寂しそうな櫻は、ぬいぐるみをベッドに置いた.。

そんなつもりじゃなかったのに…………

もっとスムーズに応援するつもりだったのに…………

笑顔で見送ろうって思ってるのに…………

色々と考えながら、櫻は涙を隠す為に立ち上がった。

「ちょっとトイレに行ってくる…………」

櫻は涙を浮かべたまま、重い空気から逃げるようにして、部屋から出ていった。