幼馴染み~初恋物語~

そこで有紗が立ち上がった。

「私が白雪…………」

白雪姫をやりますと言おうとした有紗が言う前に、和樹が被せてきた。

「そんなに言うなら俺が櫻とやるよ。それでいいんだろ?」

「えっ…………私は…………」

戸惑いを隠せず俯いた櫻に和樹が言う。

「白雪姫がやりたいんだろ?
俺は櫻と白雪姫がしたいっ!!」

教室での告白に近い言葉は、櫻を嬉し泣きさせた。

「私も…………ひっく…………和樹君と白雪姫…………がしたい…………」

幼稚園の頃に夢見た和樹の王子様と、櫻の白雪姫。

嬉し涙が止まらなかった。