迷う和樹と、黙ったまま様子を見ている龍聖の沈黙が続く中、櫻が二人に向かって言った。
「龍聖君…………もういいよ…………
和樹君と付き合うと、もっと楽しいと思ってた。
でも有紗ちゃんに嫉妬して、ずっと一緒にいたい。離れたくない。
そんな事ばかり考えてた…………
もう疲れたよ…………こんなの…………」
櫻は今の気持ちを伝えた。
一番に櫻の元に駆け寄ってきたのは龍聖。
「本当にいいのか…………?」
「うん…………和樹君…………もう別れよう…………今までありがとうね…………」
別れるって言っちゃった…………
でも和樹君ならきっと止めてくれる…………
キスをした事なんて付き合う前の話だから関係ないって言ってくれるはず…………
「3年間待ってくれ」って言ってくれる…………
そう言ってくれれば、私はいつまでも待てるよ…………
龍聖の言葉が必ず響いてるはずだと信じて、別れるつもりもないのに、別れの言葉を並べた。
ずっと一緒にいようね?って何度も約束した二人。
櫻は絶対にその絆は繋がっているはずだと信じていた。
恋愛経験が浅いうちは、些細な喧嘩で「別れる」と言っても、甘えているだけで、止めてもらえると信じていたりする。
櫻もそんな気持ちで言ったのだ。
「龍聖君…………もういいよ…………
和樹君と付き合うと、もっと楽しいと思ってた。
でも有紗ちゃんに嫉妬して、ずっと一緒にいたい。離れたくない。
そんな事ばかり考えてた…………
もう疲れたよ…………こんなの…………」
櫻は今の気持ちを伝えた。
一番に櫻の元に駆け寄ってきたのは龍聖。
「本当にいいのか…………?」
「うん…………和樹君…………もう別れよう…………今までありがとうね…………」
別れるって言っちゃった…………
でも和樹君ならきっと止めてくれる…………
キスをした事なんて付き合う前の話だから関係ないって言ってくれるはず…………
「3年間待ってくれ」って言ってくれる…………
そう言ってくれれば、私はいつまでも待てるよ…………
龍聖の言葉が必ず響いてるはずだと信じて、別れるつもりもないのに、別れの言葉を並べた。
ずっと一緒にいようね?って何度も約束した二人。
櫻は絶対にその絆は繋がっているはずだと信じていた。
恋愛経験が浅いうちは、些細な喧嘩で「別れる」と言っても、甘えているだけで、止めてもらえると信じていたりする。
櫻もそんな気持ちで言ったのだ。


