幼馴染み~初恋物語~

和樹は全国大会決勝の後に、櫻からの電話に出なかった。

それは有紗が原因ではなく、
前から和樹に目を付けていた高校サッカーの名門校にスカウトされていたからだ。

その後、和樹の親にも挨拶を済ませて、夢であるプロサッカー選手の道を歩もうとしていた。

サッカー選手を何人も輩出している名門校で鍛えられた方が、プロの選手になるには近道。

ただそのためには、地元を離れて寮生活をしなければいけない。

櫻に言おうと思ったが、デート中に水を差すような事はできなかった。

夏休みが明けて、学校で言おうか?

それとも勉強をするために、二人きりになった時に言った方がいいのか?

寝ている櫻の隣で、そんな事を考えていた。