幼馴染み~初恋物語~

電車に揺られながら、英単語の勉強。

櫻は和樹の為に英単語帳を作ってきた。

「ちゃんと覚えてね?」

「うん。」

「和樹君が頑張って受験に合格したら、何かお祝いしないとね?何がいいかな?」

「何でもいいよ…………about=だいたい」

「だいたい何でもいいってなーに?」

櫻は頬を膨らせて怒る振りをして見せた。

「英単語の勉強してたんだろ~?だいたい何でもいいわけじゃないって」

「じゃあ何が欲しい?」

じっと見つめてくる櫻に、視線を逸らした和樹は、またどこか遠い目をしていた。

「受験が終わるまでには、考えてね?」

「う…………うん…………」

少しおかしい和樹を元気付けようと、こんな話をしてみた。

「もし受験に合格したら、サッカーシューズをプレゼントするね?」

すると和樹は笑顔を見せた。

「そうだな?サッカーシューズはありがたいな?」