幼馴染み~初恋物語~

8月中旬。

5日間のトーナメント方式で、毎日試合が行われる全国大会。

櫻達が住んでる場所から遠い地方での大会。

サッカー部は勝ち進む間、ホテルで宿泊するほど。

櫻は遠くて応援に行けないが、決勝戦に残ればテレビ中継もあるので楽しみにしていた。

和樹は試合終了後に、必ず電話をくれる。

今日も試合が終わると、電話がかかってきた。

「もしもし。試合どうだった?」

「勝ったよ?明日が決勝戦だからテレビに映るよ?」

「凄いじゃーんっ!!本当に将来プロになっちゃうかもね?」

「なれたらいいけど、その前に受験だからな?櫻に勉強を教えてもらわないと。」

「任せといて?一緒に西高に行こうね~?」

毎日同じような電話の内容。

受験を半年前に控えている櫻が心配なのは、和樹が受験に受かること。

そして有紗の関係ぐらいだった。