そんな弱味に、入り込む有紗が一枚も二枚も上手なのだ。
「私だって和樹君と一緒に帰りたいのにーっ!!」
その場でしゃがんで泣いてしまう有紗。
和樹は櫻の元に一旦来たが、泣いている有紗を放っておく事もできない。
「どうしよう…………」
和樹がボソッと呟くと、櫻が笑顔を見せて言った。
「今日は有紗ちゃんと…………」
その時である。
櫻が「一緒に帰ってあげて?」と言う前に龍聖が口を挟んできた。
「和樹が泣いてる女を取るなら、俺が櫻を貰うから…………」
「龍聖君っ!!私はいいんだよ?和樹君の事を信じているから」
そうは言っても、櫻の目は不安でいっぱい。
寂しそうな目をしているのが龍聖に伝わっていた。
「私だって和樹君と一緒に帰りたいのにーっ!!」
その場でしゃがんで泣いてしまう有紗。
和樹は櫻の元に一旦来たが、泣いている有紗を放っておく事もできない。
「どうしよう…………」
和樹がボソッと呟くと、櫻が笑顔を見せて言った。
「今日は有紗ちゃんと…………」
その時である。
櫻が「一緒に帰ってあげて?」と言う前に龍聖が口を挟んできた。
「和樹が泣いてる女を取るなら、俺が櫻を貰うから…………」
「龍聖君っ!!私はいいんだよ?和樹君の事を信じているから」
そうは言っても、櫻の目は不安でいっぱい。
寂しそうな目をしているのが龍聖に伝わっていた。


