しかし櫻も負けていなかった。
「和樹君も着てくれなきゃ意味ないよ~。どうしても嫌なら、私も着ないから…………」
悲しそうに俯く櫻には、和樹も逆らえなかった。
「パッパッ!!って撮って、すぐに脱ぐけどいい?」
「うんっ!!いいよーっ!!」
櫻が白雪姫の格好をして、和樹が王子様の格好でお城が携帯のカメラに収まる位置までやって来た。
「和樹君似合うじゃんっ!!」
「そっか?すげぇ恥ずかしいんだけど…………」
「私のは似合う?」
黄色の長いスカートがレースでフワフワと膨らんだ生地で、ウエディングドレスをイメージさせる。
そんな長いスカートを指先で摘まんで、ヒラッと浮かせると頭を傾げるポーズを取った櫻。
「どう?お姫様っぽいでしょ?」
「お姫様って言うか…………お嫁さんって言うか…………」
素直に可愛いと言えなかった和樹だが、心底可愛いと思って眺めていた。
「和樹君も着てくれなきゃ意味ないよ~。どうしても嫌なら、私も着ないから…………」
悲しそうに俯く櫻には、和樹も逆らえなかった。
「パッパッ!!って撮って、すぐに脱ぐけどいい?」
「うんっ!!いいよーっ!!」
櫻が白雪姫の格好をして、和樹が王子様の格好でお城が携帯のカメラに収まる位置までやって来た。
「和樹君似合うじゃんっ!!」
「そっか?すげぇ恥ずかしいんだけど…………」
「私のは似合う?」
黄色の長いスカートがレースでフワフワと膨らんだ生地で、ウエディングドレスをイメージさせる。
そんな長いスカートを指先で摘まんで、ヒラッと浮かせると頭を傾げるポーズを取った櫻。
「どう?お姫様っぽいでしょ?」
「お姫様って言うか…………お嫁さんって言うか…………」
素直に可愛いと言えなかった和樹だが、心底可愛いと思って眺めていた。


