幼馴染み~初恋物語~

夕食もお風呂も済ませた寝る時間。

ホテルの部屋からは、基本的に出してもらえない。

部屋を見張りにやって来る先生や、廊下を見ている先生もいる。

そんな状況の中、櫻達の部屋では布団の中心に前で、輪になって集まり、恋バナが始まっていた。

その輪の中心で司会者気分な有紗。

「この中で彼氏がいる人~?手を上げて~?」

櫻が手を上げると一人だけ。

それはそれで面倒な事になる。

有紗以外の女の子も、今進行中の彼氏の話は興味津々。

「毎朝一緒に学校に通ってるよね?手を繋いで通ったりしないの?」

「そんなの恥ずかしいし…………学校に来る時とか、帰る時は手を繋いだりしないよ~?」

「そうなんだ?クラスの男子と付き合うと、色々と面倒な事もあるんだね~?」

櫻が質問責めにあっていると、有紗が口を挟んできた。

「和樹君って手を繋ぐのに慣れてなかったみたいだよ?」

「えっ…………あっ…………和樹君と手を繋いだの…………?」