幼馴染み~初恋物語~

「付き合ってるんだから信じてやれよ…………」

「うん…………」

和樹は彼女という肩書きの安心感もあり、友達は友達。彼女は彼女。という接し方をしているつもりだが、櫻から見ると不安で仕方がない。

そんな様子をいち早く察した龍聖が、慰めたのだ。

「これからも、和樹といるとこんな事が起こるんじゃねぇか…………?」

「えっ…………」

「あいつはサッカー部のエースだし、将来プロにも行ける逸材だって言われてるからな…………」

「プロ…………?」

中学3年の春になると、少しずつ将来の進路が見えてくる時期。

和樹は高校卒業、または大学を卒業すると、プロになれるという噂がサッカー部の中で流れていたのだ。