幼馴染み~初恋物語~

次の日の朝から2時間。

修学旅行の班決めと、班別行動の観光ルートを決める時間に当てられていた。

さぁ…………

和樹君と一緒の班になるんだ…………

好きな友達同士で班を決められますように…………

そんな櫻の願いも虚しくは先生が決めたのは、学校の席の順。

好きな友達同士で決めさせると、溢れた者が、無理矢理どこかの余っている班に入れられる。という光景は避けたい。

先生の気遣いでもあり、クラスを変えて1ヶ月未満の生徒達の絆を強くするための、課外授業の意味合いもあった。

席の順でいくと、和樹と櫻は同じ班になれない。

そして、運の悪いことに和樹が最近よく話している有紗は、和樹と同じ班になった。

寂しそうに和樹を見ると、有紗が「よろしく~っ!!」なんて微笑みかけているのが見える。

和樹も有紗に「よろしくなっ」と言っていた。

それだけで、かなりの嫉妬心を抱いてしまう。