クラス替えをすると、当然あまり知らなかった人ともクラスが同じになる。
今、教室では名簿順で男女の列になっていて、平城 有紗(ひらじょう ありさ)という子が和樹の隣の席。
有紗は人形のような綺麗な顔立ちで、背もスラッと高い女子バスケ部のキャプテン。
櫻よりも遥かに大人に見える。
そんな有紗の2つ後ろの席が櫻の席。
授業中でも、休み時間でも和樹と有紗の話している様子が、後ろから見ているとよくわかる。
「和樹君の消しゴム可愛い~っ!!ちょっと貸して?」
「いいよ?それ櫻にもらったやつなんだ」
「へぇ~。そうなんだ?今年の春期大会は全国大会に行けそう?」
「どうだろうな?頑張るけど、1人の力でどうなるわけでもないし…………」
「和樹君の力で冬も全国行けそうだったんじゃない?私、試合の日は応援に行くからね?」
あの二人ってよく話してるなぁ…………
また親衛隊かぁ…………
私より大人っぽいし、可愛いし、綺麗だし…………
負けてる所を探しては、少しショックを受ける櫻だった。
今、教室では名簿順で男女の列になっていて、平城 有紗(ひらじょう ありさ)という子が和樹の隣の席。
有紗は人形のような綺麗な顔立ちで、背もスラッと高い女子バスケ部のキャプテン。
櫻よりも遥かに大人に見える。
そんな有紗の2つ後ろの席が櫻の席。
授業中でも、休み時間でも和樹と有紗の話している様子が、後ろから見ているとよくわかる。
「和樹君の消しゴム可愛い~っ!!ちょっと貸して?」
「いいよ?それ櫻にもらったやつなんだ」
「へぇ~。そうなんだ?今年の春期大会は全国大会に行けそう?」
「どうだろうな?頑張るけど、1人の力でどうなるわけでもないし…………」
「和樹君の力で冬も全国行けそうだったんじゃない?私、試合の日は応援に行くからね?」
あの二人ってよく話してるなぁ…………
また親衛隊かぁ…………
私より大人っぽいし、可愛いし、綺麗だし…………
負けてる所を探しては、少しショックを受ける櫻だった。


