幼馴染み~初恋物語~

呆然としている櫻に、龍聖が呟く。

「俺にチョコレートをくれるっていうのは、こういう事だよな…………?」

「違う…………ちが…………」

何度も反論しようとしたが、自分の心には嘘はつけない。

私が二人を好きになったのが悪いんだ…………

二人とも付き合いたいと思ってた…………

これは神様からの罰なんだ…………

龍聖の腕の中で、大粒の涙を流しながら泣いている櫻を見て呟いた。

「そんな顔をするな…………」

「だって…………だって…………」

「俺の気持ちに気付いてなかったか…………?」

「……………………」

何も答えずに視線を逸らした櫻も、当然気付いていた。

好きだと言われた事はないが、気持ちはわかっているつもり。

「龍聖君…………今の気持ちを言うね…………」