幼馴染み~初恋物語~

駅からかなり離れた誰もいない公園の隅まで来ると、龍聖は突然、櫻を抱き締めた。

「きゃっ!!……どうしたの…………?」

櫻は突然の事に驚きを隠せなかった。

目を真ん丸に見開いて、ただ龍聖を見つめる事しかできなかった。

「俺と付き合わないか…………?好きなんだ……………………」

その瞬間、龍聖の唇が重なった。

「えっ……………………嘘……………………」

和樹と付き合うと決めて、断りを入れるはずだった櫻の目に涙が浮かんだ。

嘘でしょ…………

和樹君と付き合うはずなのに…………

こんなことってあるの…………?

でも…………

ドキドキしてる…………

龍聖君の唇の温もりがまだ残ってる…………

間違いなく、櫻は龍聖と唇を重ねたのだ。