夜10時の駅前の公園。
櫻は約束通り、龍聖にもチョコレートを渡しに来た。
「まだかなぁ?」
先に公園に到着した櫻の目の前を、仕事帰りや遊んで帰ってきた人が歩いている。
あぁ…………緊張する…………
龍聖君を傷つけてしまうんだから…………
櫻が二人を好きになるという優柔不断が巻いた種なので、いつかはこうした日が来る。
こんなに人の多いところで、和樹と付き合うことにするので、もう一緒にいられない。などと、別れ話のような事をするのも恥ずかしい。
そんな事をぼんやりと考えてると、龍聖がやって来た。
「わざわざ来てもらって悪いな?寒くなかったか…………?」
いつも怖い龍聖だと、寒くなかったか?という言葉だけでも、心が暖まった気がする。
「ううん。大丈夫だよ?あのさぁ?話したい事があるから、もう少し人の少ない所に行かない?」
「そうだな?二人きりに近い所がいいか…………?」
龍聖が黙ったまま先々と二人きりになれそうな場所に向かって歩いていく。
ほとんど人通りのない場所に来たので、龍聖の半歩後ろを歩いていた櫻が言った。
「この辺りでよくない?」
「もう少し奥に行こうか…………?」
櫻は約束通り、龍聖にもチョコレートを渡しに来た。
「まだかなぁ?」
先に公園に到着した櫻の目の前を、仕事帰りや遊んで帰ってきた人が歩いている。
あぁ…………緊張する…………
龍聖君を傷つけてしまうんだから…………
櫻が二人を好きになるという優柔不断が巻いた種なので、いつかはこうした日が来る。
こんなに人の多いところで、和樹と付き合うことにするので、もう一緒にいられない。などと、別れ話のような事をするのも恥ずかしい。
そんな事をぼんやりと考えてると、龍聖がやって来た。
「わざわざ来てもらって悪いな?寒くなかったか…………?」
いつも怖い龍聖だと、寒くなかったか?という言葉だけでも、心が暖まった気がする。
「ううん。大丈夫だよ?あのさぁ?話したい事があるから、もう少し人の少ない所に行かない?」
「そうだな?二人きりに近い所がいいか…………?」
龍聖が黙ったまま先々と二人きりになれそうな場所に向かって歩いていく。
ほとんど人通りのない場所に来たので、龍聖の半歩後ろを歩いていた櫻が言った。
「この辺りでよくない?」
「もう少し奥に行こうか…………?」


