幼馴染み~初恋物語~

そこで龍聖が病室に来た時の事を教えてくれた。

「龍聖が櫻を泣かすなってわざわざ言いに来たんだよ?こんな感じの怖い顔でさぁ?」

龍聖の怒った表情の真似をしている和樹を見て笑った櫻。

やっぱり龍聖君も優しい…………

わざわざそんな事を言いに行ってくれたんだ…………

この数分の間に、和樹にも龍聖にも傾き、どちらが好きなのか、本当にわからなくなってきた、

「ねぇねぇ?冬休みが終わったら、一緒に学校に行こっ!!松葉杖してたら、鞄とか持つの大変でしょー?」

「そうだな?じゃあ朝、迎えに来てくれるか?」

「うんっ!!いいよーっ!!」

こうして二人で登校することになり、和樹も嬉しそうに笑った。

毎日一緒に登校できるなら…………

龍聖との差を埋めることができるはず…………

櫻の困っている和樹を助けてあげたいという行動が、また和樹の心に火をつけたのだった。

龍聖に負けたくないと。