和樹が退院した日の夕方。
誰よりも早く退院祝いの為に、家に駆けつけてくれたのは、杏佳だった。
「和樹君、退院おめでとーっ」
「わざわざ来てくれてありがとう」
松葉杖を両手に抱えて歩く、痛々しい和樹が玄関先に出てくると、自信満々の表情の杏佳が、携帯を見せた。
「見て?これって読者モデルと櫻ちゃんだよね?」
夜の公園の写メに、龍聖が櫻の背中に手を回した写メを乗せて、二人に暗く色付けしただけの素人が作ったとわかる合成。
それでも杏佳なりに考えて、昨日の日付や時間を隅に書き込むなど、手を加えていて、携帯の画面の大きさだと、そこまで細かい事はわからないものだった。
「えっ…………そうなんだ…………」
これって昨日の写真…………
もうここまで二人の関係は迫ってるのか…………
クリスマスに病院で見た服装だから、二人で間違いない写メを見せられた和樹は、呆然としていた。
そこで杏佳が心配した振りをして、和樹の肩にそっと手を乗せる。
「櫻ちゃんって見かけによらず、軽い子なんだね…………和樹君って一途だから合わないんじゃないかな…………?」
誰よりも早く退院祝いの為に、家に駆けつけてくれたのは、杏佳だった。
「和樹君、退院おめでとーっ」
「わざわざ来てくれてありがとう」
松葉杖を両手に抱えて歩く、痛々しい和樹が玄関先に出てくると、自信満々の表情の杏佳が、携帯を見せた。
「見て?これって読者モデルと櫻ちゃんだよね?」
夜の公園の写メに、龍聖が櫻の背中に手を回した写メを乗せて、二人に暗く色付けしただけの素人が作ったとわかる合成。
それでも杏佳なりに考えて、昨日の日付や時間を隅に書き込むなど、手を加えていて、携帯の画面の大きさだと、そこまで細かい事はわからないものだった。
「えっ…………そうなんだ…………」
これって昨日の写真…………
もうここまで二人の関係は迫ってるのか…………
クリスマスに病院で見た服装だから、二人で間違いない写メを見せられた和樹は、呆然としていた。
そこで杏佳が心配した振りをして、和樹の肩にそっと手を乗せる。
「櫻ちゃんって見かけによらず、軽い子なんだね…………和樹君って一途だから合わないんじゃないかな…………?」


