幼馴染み~初恋物語~

和樹のいる病室へやって来た龍聖は、顔が強張っていた。

「毎日見舞いに来てくれるんだ?そんなに責任感じなくてもいいよ?相変わらず顔が怖いぞ~?」

毎日見舞いに来る龍聖と話していると、少しずつ仲良くなっていく。

今ではいい暇潰しの相手だった、

和樹が冗談ぽく、怒った龍聖の顔真似をして遊んでいると、龍聖が突然、布団に思いっきり拳を振り落とした。

「えーっ!!ごめん…………龍聖の事を女たらしとか言って…………」

怒られている意味がわからない和樹が思い当たるのは、悪口を言っていた事ぐらい。

驚いている和樹を睨み付けた龍聖が言った。

「櫻にあんな顔をさせるな…………」

「ふぇ…………?あんな顔…………?」

「櫻を悲しませるなって言ってんだよっ!!」

いきなりそんな事を言われても意味がわからない和樹だが、龍聖の勢いに押し負ける。

「はい……………………ってか龍聖って櫻の何なんだよ?付き合ってんの?」

「友達だ…………」