幼馴染み~初恋物語~

前半終了間際。

0-0だった試合が動いた。

相手チームが点を取ると、櫻の周りで悲鳴が上がる。

「きゃーっ!!このままだと負けちゃうーっ!!」

「せーのっ!!龍聖くーんっ!!まだ1点だから、大丈夫だよーっ!!」

そんな中に混ざって、櫻も必死に声を張り上げた。

「和樹くーんっ!!早くシュート決めてーっ!!」

試合が再開されてすぐの事。

もう点を取られまいと、相手チームの先週がドリブルしている所を、和樹と龍聖の二人が囲んだ。

和樹ばかり見ていた櫻の視線に、嫌でも龍聖も入ってくる。

龍聖君も…………

サッカーをしている時は輝いてるんだね…………

頑張って…………

心の中で本当に小さく小さく龍聖も応援する櫻だった。