幼馴染み~初恋物語~

「女って…………彼女って事…………?」

「当然。他にどういう意味があるんだよ?」

困惑する櫻を見て、隣にいる男達も笑っていた。

「アハハハ!!そりゃいいやーっ!!お前って和樹の事好きなの?中1の頃はよく一緒にいたよな?」

「愛する人がサッカーをするために、私の全てを捧げますっ!!ってか~?愛だね~っ」

こんな風にバカにされて悔しい櫻だが、簡単には否定できなかった。

もし和樹がサッカー部に戻れる方法がそれしかないのなら、龍聖の条件を受け入れる事も考え始めていたからだ。

呆然と立っている櫻の肩を叩いた龍聖。

「嘘だよっ」

冗談で当然。

こんな理不尽な事はない。

好きな人がサッカー部に戻れる条件が、他人と付き合う事なんて冗談に決まっている。