幼馴染み~初恋物語~

夏休みに入った8月。

櫻は部活が3年生の引退の大会や、合宿、日々の練習で大忙し。

3年生達の引退で、櫻達2年生が最上級生となり、「私達の世代は全国大会に行く」などとキャプテンが張り切り、部活生活の中で一番気合いが入る時期。

部活と夏休みの宿題に追われる櫻が休みになる盆休みに、ライブハウスの帰りに怒って以来、和樹が珍しく家にやって来た。

真っ黒な髪で、シャツも黒い生地に英語が書いてある普通のシャツ。

櫻はその姿を見て、一瞬驚いた。

「その格好…………どうしたの?」

「あ…………あぁ…………ちょっとな」

和樹はライブハウスの帰り道で、櫻に怒られた事によって、心境の変化があった。

少しずつかも知れないが、櫻の言うように真っ当な道に戻っていこうとしていたのだ。