幼馴染み~初恋物語~

ライブハウスからの帰り道。

「修のライブ面白かったな?」

「うんっ!!」

「ギター弾ければカッコいいよな?」

「そうだね?和樹君もギターの練習する?」

「ギターって難しいんだろ?カッコいいと思うけど、俺は無理かなぁ…………」

「凄く練習しなきゃダメだけど、和樹君ならできると思うよ?……………………あれ?和樹君?」

その時、和樹は電気屋のディスプレイのテレビに釘付けになっていた。

「何を見てんの?」

櫻の声を無視して、和樹が熱中して見ているのは日本代表のサッカーの試合。

和樹君…………

本当はサッカーがしたいのかな…………

櫻はいつまでもこの場から離れそうにない和樹の肩を叩いた。

「ここでサッカー見てる?」

「あっ!!ううんっ!!帰ろっか?」

「和樹君も夜遊びなんかしないで、サッカーを続けてたら日本代表になれてたのかもね?」

チクッと今の現状を注意する櫻。