幼馴染み~初恋物語~

「俺はそのまま遊びに行くけど、櫻は帰るんだろ?」

「そうだね。明日も学校だし宿題もあるから帰ろっかな?」

和樹が櫻を一人で帰らせようとすると、修が言った。

「夜だから櫻ちゃんを家まで送ってやれよ?女を一人で夜道を帰らせるなって。」

「修君?そんなのいいよぉ…………一人で帰れるし」

櫻はそう言ったものの、本当は和樹と一緒に帰りたい。

もう少し一緒にいて、話をすればまた昔のように仲良くなれるかも知れない。

そうすれば、和樹が杏佳と別れた時にチャンスが巡って来るかも?と微かな期待が頭を過る。

そんな櫻が和樹の返事を待っていた。

一緒に帰ろうと言ってくれるのを期待して。