幼馴染み~初恋物語~

確かになかなか会えなくて、櫻の会いたいという言葉は重荷になっていた。

しかし「寂しい思いをさせる」という理由で納得してもらえないのなら、「もう恋人として見れなくなった」と言うしかない。

何度もそう言おうとしたが、泣いてる櫻に、なかなか言い出す事ができなかった。

すると櫻が健一の袖を掴んで、しっかりと顔を見つめて言う。

「もう…………私の事…………ひっく…………ひっく…………嫌いになりましたか…………?」

「えっと…………嫌いなんかじゃないけど…………」

残酷だと思ったが、健一はしっかり言わないと、別れる事なんてできないと心を決めた。

「凄く可愛いと思うし、好きだけど…………もう妹としか見れなくなったから…………櫻ちゃんと付き合えない…………」