幼馴染み~初恋物語~

二人きりの部屋でソファーに並んで座って、お互い順番ずつ歌を披露していた。

「次は健一先輩の順番ですよ~?」

そう言ってリモコンを健一の前のテーブルに置くと、櫻の肩に手が回ってきた。

そして抱き寄せられると、体を縮こませて、恥ずかしそうな表情を見せる櫻。

「目を瞑って…………?」

「うんっ…………」

櫻は健一と遊園地に行ってからこの1ヶ月間、デートをするたびにキスを求められるので、もう健一の雰囲気でキスをするとわかっていた。

目を閉じて健一に顔を向けると、指先で顎を持ち上げられて、唇を上向かせられる櫻。

少しずつ慣れてきたかな…………

健一先輩とのキス…………

優しくチュッてされるの好きかも…………

ぼんやりとそんな事を考えていると、健一の唇が櫻の唇を塞いだ。