幼馴染み~初恋物語~

「さむーいっ!!まだかなぁ?」

携帯を見ると8時を過ぎていて、和樹からの連絡はない。

必ず行くって言ってたよね…………?

トークアプリを確認すると、間違いなくそう書いてある。

櫻が砂場を見ると、懐かしい風景を思い出した。

家の近くの公園でよく一緒に遊んだなぁ…………

和樹君がサッカーをして、私は奥さん役だった…………

おもちゃの指輪をもらって、婚約ごっこだってした…………

あの頃は楽しかったなぁ…………

そんな事を考えていた櫻が時計を見ると、もうすぐ9時。

家に帰ってしまうと、そこで和樹を諦めないといけなくなる。

奇跡を信じて待っている櫻に、まだ和樹からの連絡はない。