幼馴染み~初恋物語~

次の日曜日。

和樹は杏佳と水族館でデートをしていた。

話せる隙があれば、別れようと話すつもりなのだが、なかなか言い出せないでいた。

「和樹くーんっ!!ラッコがいるよーっ!!貝をお腹で割ってるっ!!可愛いね~?」

満面の笑みを浮かべてはしゃいでいる杏佳は、和樹の手をギュッと握っている。

「ねぇねぇ?イルカショーって何時からかなぁ?」

「向こうのイルカショーの建物に時間が書いてあるんじゃない?」

「じゃあ、イルカのおうちに向かってしゅっぱーつっ!!」

「そんなにはしゃいでたら転けるよ?」

「大丈夫だもーんっ」

イルカのプールに到着すると、ちょうどイルカショーの始まる時間だった。

「運が良かったな?」

「うんっ!!」