「もういいよ…………ごめんね…………」
何度も真吾に謝れと言う和樹の仲裁に入ったのは櫻だった。
本気で自分の為に真吾を怒ってくれる和樹を見ていると、涙が溢れ出す。
「和樹くん…………ごめんね…………」
好きな人じゃないのに、唇でキスした罪悪感でもう一度謝った櫻は、そのまま泣いてしまった。
そんな櫻に真吾は冷たく言い放つ。
「キスしたくらいでいちいち泣くなよ？ばーかっ!!」
捨て台詞を吐いて立ち去ろうとする真吾を見て、また和樹が立ち向かうと、数人の母親が迎えに来た。
その中に、和樹と櫻の母親の姿もある。
「櫻？どうして泣いてるの？」
「お母さん…………うぇーん…………ひっく…………和樹くん…………和樹くん…………」
そんな泣き声を聞いた和樹の母親が、和樹を呼んだ。
「和樹っ!!櫻ちゃんに何をしたのっ!!女の子を泣かしちゃダメでしょっ!!」
「えぇ…………僕は何もしてないよ…………？」
「そんなわけないでしょ？櫻ちゃん？うちの和樹が何をしたの？」
和樹の母親が櫻に尋ねると、首をブンブンと横に振って言った。
「ひっく…………ひっく…………真吾くんにちゅーされたから…………ぐすんっ…………和樹くんのお嫁さんになれないと思って…………」
母親達は大笑いするが、和樹も櫻もいたって真面目。
幼いなりに一生懸命考えて、一生懸命悩んでいた二人だった。
何度も真吾に謝れと言う和樹の仲裁に入ったのは櫻だった。
本気で自分の為に真吾を怒ってくれる和樹を見ていると、涙が溢れ出す。
「和樹くん…………ごめんね…………」
好きな人じゃないのに、唇でキスした罪悪感でもう一度謝った櫻は、そのまま泣いてしまった。
そんな櫻に真吾は冷たく言い放つ。
「キスしたくらいでいちいち泣くなよ？ばーかっ!!」
捨て台詞を吐いて立ち去ろうとする真吾を見て、また和樹が立ち向かうと、数人の母親が迎えに来た。
その中に、和樹と櫻の母親の姿もある。
「櫻？どうして泣いてるの？」
「お母さん…………うぇーん…………ひっく…………和樹くん…………和樹くん…………」
そんな泣き声を聞いた和樹の母親が、和樹を呼んだ。
「和樹っ!!櫻ちゃんに何をしたのっ!!女の子を泣かしちゃダメでしょっ!!」
「えぇ…………僕は何もしてないよ…………？」
「そんなわけないでしょ？櫻ちゃん？うちの和樹が何をしたの？」
和樹の母親が櫻に尋ねると、首をブンブンと横に振って言った。
「ひっく…………ひっく…………真吾くんにちゅーされたから…………ぐすんっ…………和樹くんのお嫁さんになれないと思って…………」
母親達は大笑いするが、和樹も櫻もいたって真面目。
幼いなりに一生懸命考えて、一生懸命悩んでいた二人だった。
