放心状態の櫻と、困惑して固まっている健一を見ていた杏佳は、和樹に抱きついてニヤリと意地悪そうに微笑んだ。
友達に戻りたいって何…………?
本当に邪魔なのよっ!!
今、聞いたでしょ…………?
和樹君は、私を好きって言ったの…………
和樹と付き合っていても、友達の延長のようで、好きと言わないし、キスだって求めて来ない。
それは櫻の存在が邪魔だと前から思っていたので、この機会を狙っていたのだ。
二人が愛し合ってるという証拠を見せつけて、櫻を切り離したい。
その為に、杏佳は祭りに来てからずっと櫻を探していたのだ。
じゃあね…………
おチビちゃん…………
「和樹君っ!!次はたこ焼き買いに行こっか?」
「うんっ!!行こっ!!」
杏佳は和樹の手を引いて、また人混みへと入っていった。
友達に戻りたいって何…………?
本当に邪魔なのよっ!!
今、聞いたでしょ…………?
和樹君は、私を好きって言ったの…………
和樹と付き合っていても、友達の延長のようで、好きと言わないし、キスだって求めて来ない。
それは櫻の存在が邪魔だと前から思っていたので、この機会を狙っていたのだ。
二人が愛し合ってるという証拠を見せつけて、櫻を切り離したい。
その為に、杏佳は祭りに来てからずっと櫻を探していたのだ。
じゃあね…………
おチビちゃん…………
「和樹君っ!!次はたこ焼き買いに行こっか?」
「うんっ!!行こっ!!」
杏佳は和樹の手を引いて、また人混みへと入っていった。


