いつもの校舎裏に来た和樹と杏佳も、話題はお祭りの話。
「和樹君も行くんでしょ?今度のお祭り。一緒に行こうね?」
「うんっ!!」
杏佳と一緒に祭りに行く約束をした和樹が楽しそうに話す。
「お祭りのくじ引きが好きなんだよね~。毎年1000円持って、幼なじみの…………
あっ!!友達と一緒に行ってたんだ~。くだらない物しか当たった事ないんだけどね?」
「あれって本当に当たり入ってるの?今年はお姉さんが、和樹君の欲しいものを当ててあげようっ!!」
「本当に?頑張れーっ!!」
「お姉さんに任せなさいっ!!」
いつも杏佳は気にしない振りをして話しているが、こんな何気ない会話に、和樹は慌てて言い直したものの、また櫻の話が出てきた。
好きになれば好きになるほど、嫉妬して束縛したくなるもの。
櫻が友達に戻るなんて許さない。
そこで杏佳は櫻に何らかの形で諦めてもらおうと心に決めた。
なぜ、杏佳は和樹に櫻の事を言わないのか?
それは、うかつに櫻の話をして、和樹が櫻と付き合い、自分が捨てられるのが怖いからである。
「和樹君も行くんでしょ?今度のお祭り。一緒に行こうね?」
「うんっ!!」
杏佳と一緒に祭りに行く約束をした和樹が楽しそうに話す。
「お祭りのくじ引きが好きなんだよね~。毎年1000円持って、幼なじみの…………
あっ!!友達と一緒に行ってたんだ~。くだらない物しか当たった事ないんだけどね?」
「あれって本当に当たり入ってるの?今年はお姉さんが、和樹君の欲しいものを当ててあげようっ!!」
「本当に?頑張れーっ!!」
「お姉さんに任せなさいっ!!」
いつも杏佳は気にしない振りをして話しているが、こんな何気ない会話に、和樹は慌てて言い直したものの、また櫻の話が出てきた。
好きになれば好きになるほど、嫉妬して束縛したくなるもの。
櫻が友達に戻るなんて許さない。
そこで杏佳は櫻に何らかの形で諦めてもらおうと心に決めた。
なぜ、杏佳は和樹に櫻の事を言わないのか?
それは、うかつに櫻の話をして、和樹が櫻と付き合い、自分が捨てられるのが怖いからである。


