ぞろぞろとテニス部員がテントに戻る道中で、櫻は柚乃と一緒に戻っていた。
「健一先輩とどうだった?せんぱーいっ!!怖いから私を守って~。って甘えたりしたの~?」
柚乃がはしゃぎながら大袈裟にリアクションをして、櫻に抱きついてくる。
「そんなのしてないよーっ!!普通に歩いていただけだってーっ!!」
櫻は慌てて否定したが、そこまで大袈裟ではないものの、健一のシャツの背中を必死に掴んでいたのは事実。
あの時…………
真っ暗で怖かったから、健一先輩に守ってほしいって思ってた…………
頭をポンポンってされた時、ドキッとした…………
もしかしてこれって…………
健一先輩の事が好きって事…………?
まだ和樹の未練を残している櫻が、そんな事を考えていた。
「健一先輩とどうだった?せんぱーいっ!!怖いから私を守って~。って甘えたりしたの~?」
柚乃がはしゃぎながら大袈裟にリアクションをして、櫻に抱きついてくる。
「そんなのしてないよーっ!!普通に歩いていただけだってーっ!!」
櫻は慌てて否定したが、そこまで大袈裟ではないものの、健一のシャツの背中を必死に掴んでいたのは事実。
あの時…………
真っ暗で怖かったから、健一先輩に守ってほしいって思ってた…………
頭をポンポンってされた時、ドキッとした…………
もしかしてこれって…………
健一先輩の事が好きって事…………?
まだ和樹の未練を残している櫻が、そんな事を考えていた。


