結局、最後まで残った櫻は、健一とペアで肝試しに行く事になった。
健一先輩と一緒に行けるっ!!
よかったぁっ!!
口には出さないものの、安堵した櫻の表情は、自然と笑顔になっていた。
「じゃあ俺が櫻ちゃんだね?よろしくーっ!!」
爽やかな笑顔で握手を求めてくる健一の手を、櫻も握り返して微笑んだ。
「こちらこそよろしくお願いしまーすっ!!」
しかし、この時ふと櫻の頭を過ったのは、健一も櫻と一緒に行くのを望んでいるのか?という事。
健一がじゃんけんで一番に勝って、櫻を選んだのなら文句はないが、健一は選ぶ余地がなかったのだ。
最後まで櫻が残ったのだから、嫌でも一緒に行くしかない。
健一先輩は…………
私で良かったのかなぁ…………
他の人と行きたかったとしたら…………
柚乃に健一から特別扱いされていると言われて舞い上がっていた櫻も、まだ半信半疑。
和樹も自分を好きなのだと、思いっきり勘違いして、失恋しているのだから。
健一先輩と一緒に行けるっ!!
よかったぁっ!!
口には出さないものの、安堵した櫻の表情は、自然と笑顔になっていた。
「じゃあ俺が櫻ちゃんだね?よろしくーっ!!」
爽やかな笑顔で握手を求めてくる健一の手を、櫻も握り返して微笑んだ。
「こちらこそよろしくお願いしまーすっ!!」
しかし、この時ふと櫻の頭を過ったのは、健一も櫻と一緒に行くのを望んでいるのか?という事。
健一がじゃんけんで一番に勝って、櫻を選んだのなら文句はないが、健一は選ぶ余地がなかったのだ。
最後まで櫻が残ったのだから、嫌でも一緒に行くしかない。
健一先輩は…………
私で良かったのかなぁ…………
他の人と行きたかったとしたら…………
柚乃に健一から特別扱いされていると言われて舞い上がっていた櫻も、まだ半信半疑。
和樹も自分を好きなのだと、思いっきり勘違いして、失恋しているのだから。


