そこで、櫻が取った行動は、和樹の目の前で今の気持ちを言うことだった。
「私の事をどう思ってる…………あの杏佳って人と付き合ったりしないで…………私は和樹君が好きって言ってくれるのを待ってるから…………」
和樹が聞いてないので、言ったわけではない。
できれば聞いていて欲しいという思いで言ったのだ。
しかし和樹は何の反応もなく、寝息を立てている。
「やっぱり聞いてるわけないか…………?じゃあもう少し寝てて…………お願い。」
静かに呟いた櫻が考えたのは、寝ている和樹とキスをする事。
幼稚園の頃に、眠っている白雪姫役だった自分が王子様役の男の子にキスをされたのを思い出した。
あの時、いっぱい泣いたっけ…………
和樹君が必死に怒ってくれたんだよね…………
あの頃も今も、私の気持ちは変わってないよ…………
そんな事を考えながら、櫻は寝ている和樹の唇にキスを重ねた。
「チュッ…………」
「んんっ…………もう…………」
和樹は息苦しくなったのか、寝返りをして動くと、真っ赤な顔の櫻が慌てて様子を確認する。
起きないでっ!!!
神様お願いっ!!!
キスをしたのがバレたら軽蔑されちゃうからーっ!!!
そんな櫻の心配など関係なく、和樹は起きてこなかった。
「私の事をどう思ってる…………あの杏佳って人と付き合ったりしないで…………私は和樹君が好きって言ってくれるのを待ってるから…………」
和樹が聞いてないので、言ったわけではない。
できれば聞いていて欲しいという思いで言ったのだ。
しかし和樹は何の反応もなく、寝息を立てている。
「やっぱり聞いてるわけないか…………?じゃあもう少し寝てて…………お願い。」
静かに呟いた櫻が考えたのは、寝ている和樹とキスをする事。
幼稚園の頃に、眠っている白雪姫役だった自分が王子様役の男の子にキスをされたのを思い出した。
あの時、いっぱい泣いたっけ…………
和樹君が必死に怒ってくれたんだよね…………
あの頃も今も、私の気持ちは変わってないよ…………
そんな事を考えながら、櫻は寝ている和樹の唇にキスを重ねた。
「チュッ…………」
「んんっ…………もう…………」
和樹は息苦しくなったのか、寝返りをして動くと、真っ赤な顔の櫻が慌てて様子を確認する。
起きないでっ!!!
神様お願いっ!!!
キスをしたのがバレたら軽蔑されちゃうからーっ!!!
そんな櫻の心配など関係なく、和樹は起きてこなかった。


