宿題を一緒にする約束をしていた子供の日。
杏佳の誘いを断って、昼頃から和樹は櫻の家に来ていた。
ピンク色のカーテンに、ベッドの上にはぬいぐるみが並んだ、女の子らしい櫻の部屋に来るのは久しぶりの和樹。
「へぇ?女の子らしいじゃん?ぬいぐるみとか抱いて寝るんだ?」
まだ少し子供っぽい櫻をバカにしたように笑うと、櫻も反論した。
「和樹君の部屋みたいに汚くないからいいでしょー?服を脱いだら脱ぎっぱなし、CDの箱を開けたら、そのまま出しっぱなしだしね~?」
「たまに母さんが片付けてくれるからいいんだよっ!!」
またいつもの言い合いになるが、何事もなかったようにテーブルに並んで座る二人。
「和樹君っ!!そこ間違ってるよっ!!」
「えっ?じゃあどうするんだよ?」
「これはね?こうやって、こうなるから…………」
勉強の事になると、厳しい櫻が、和樹のノートに字を書き込むと、自然と寄り添う形になってしまう。
そんな時、和樹はぼんやりと、櫻の横顔に見とれていた。
杏佳の誘いを断って、昼頃から和樹は櫻の家に来ていた。
ピンク色のカーテンに、ベッドの上にはぬいぐるみが並んだ、女の子らしい櫻の部屋に来るのは久しぶりの和樹。
「へぇ?女の子らしいじゃん?ぬいぐるみとか抱いて寝るんだ?」
まだ少し子供っぽい櫻をバカにしたように笑うと、櫻も反論した。
「和樹君の部屋みたいに汚くないからいいでしょー?服を脱いだら脱ぎっぱなし、CDの箱を開けたら、そのまま出しっぱなしだしね~?」
「たまに母さんが片付けてくれるからいいんだよっ!!」
またいつもの言い合いになるが、何事もなかったようにテーブルに並んで座る二人。
「和樹君っ!!そこ間違ってるよっ!!」
「えっ?じゃあどうするんだよ?」
「これはね?こうやって、こうなるから…………」
勉強の事になると、厳しい櫻が、和樹のノートに字を書き込むと、自然と寄り添う形になってしまう。
そんな時、和樹はぼんやりと、櫻の横顔に見とれていた。


