そんな事を思いながら櫻が見つめた先に立っている茶髪の女の子は、石倉 杏佳(いしくら きょうか)。
中3の上級生。
そんな杏佳が、櫻に同意を求めてくる。
「和樹君は私を避けてないよねぇ?」
「避けてないと思いますけど…………今、宿題中なんで…………」
本当は口も聞かないぐらい避けていて欲しいと願う櫻だが、もちろんそんな事を言えるはずがない。
すると、杏佳は和樹に向かって言った。
「また近いうちに来るから、宿題頑張ってねー!!」
そう言った杏佳にニコッと微笑み返した和樹。
満足そうに去って行く杏佳の後ろ姿を見ながら、櫻は思っていた。
和樹君はあんな派手でスカートの短い不良の人なんて、タイプじゃないんだから…………
知り合いか一目惚れか知らないけど、きっとまた来ても避けられると思いますよ~?
なんてちょっと勝ったつもりでいた。
中3の上級生。
そんな杏佳が、櫻に同意を求めてくる。
「和樹君は私を避けてないよねぇ?」
「避けてないと思いますけど…………今、宿題中なんで…………」
本当は口も聞かないぐらい避けていて欲しいと願う櫻だが、もちろんそんな事を言えるはずがない。
すると、杏佳は和樹に向かって言った。
「また近いうちに来るから、宿題頑張ってねー!!」
そう言った杏佳にニコッと微笑み返した和樹。
満足そうに去って行く杏佳の後ろ姿を見ながら、櫻は思っていた。
和樹君はあんな派手でスカートの短い不良の人なんて、タイプじゃないんだから…………
知り合いか一目惚れか知らないけど、きっとまた来ても避けられると思いますよ~?
なんてちょっと勝ったつもりでいた。


