「あーあー退屈だなぁ…。」
そう言いながら学校の屋上でいちごみるくを飲むあたし。
「おい!水月花憐!」
「うわっ!しつこいなぁ」
授業をサボった私は教育指導の山中にいつも追われている。
まぁいつも軽々とまいている私にとっては暇潰しにしかならない。
でも今日は違った山中のほかに社会教師の本田、体育教師の新井田もいた。
「やばぁ…」
逃げ場はなかった。捕まったら家に連絡されるそんなことを完璧を望む母が許すわけない。一か八か私は下にプールがあることを確認して飛び降りた。
私は綺麗に着水。しかし飛び込んだのはまちがえだったかも。ここは水泳部の飛び込み用プール。水深が深すぎた。気づいたときには私は気を失っていた。