二人残された私達は当然みんなから注目されるはずであって。 私から少し離れてひそひそ話しをしている。 私はそんな事は気にもとめず、 「漣先輩、助けて下さってありがとうございました。」 「いいえ。君は大丈夫だった?」 「凄く怖かったけど…大丈夫です。」 そう笑顔で言うと、なぜか先輩は真剣な顔になって 「ちょっと場所、変えようか。」 と言って私を購買から連れ出した。