「ちょっと待ちなさい。」 とお母さんに呼び止められた。 「ん?」 「どこか遊びに行くの?行くならちょっと来なさい。」 私に答える余地はないまま腕を引っ張られて強引に化粧台の前に座らされた。 「どうしたの?」 「今からお母さんが藍を可愛くしてあげるわね♪」 お母さんがウィンクしながら言う。 …お母さん。いい歳してウィンクはやめなよ…。 と心の中でツッコミをいれた。