「スー…スー……。」
俺の腕の中で規則正しい寝息を立てて寝ている可愛い女の子。
しばらく抱き締めてた中で泣いていたけど、気がつくといつの間にか寝ていた。
泣き疲れたんだろう…。
ゆっくりと起こさないようにベッドへ藍ちゃんを運ぶ。
丁寧に布団をかけようとすると、俺の腕をぎゅっと掴んできた。
…無意識でやってんだろうけど、本当に可愛すぎるだろ。
藍ちゃんが泣いてる時、身体が震えてた。
よっぽど怖い思いをしてたんだろうな…。
一人でずっと背負ってきたんだろう…。
泣いてる君の小さな背中を守ってやりたい…心からそう思った。