花明かりの夜に

「……」


(なんだ)


「このところ、**の屋敷に夜に通っていたのは事実でね」

「……」


ほらね、やっぱり。

所詮男は――


「でも、わたしが会いに行っていたのは父親のほうでね」

「……?」


思わず口をぽかんと開く。


「水路を作るときに大いに関わってくれた。専門的な知識があるんだ。

次の事業について相談に乗ってもらおうと思ってね」

「……」