花明かりの夜に

「離して!」

「まんざらじゃないくせに」

「いや! 離してよッ!」

「おい、暴れるなよ。痛い目に遭いたいのか?」

「いや……」


どれだけ抗っても、男の力には絶対にかなわなかった。


「くそ。

女のクセに、やたら力のつぇぇヤツだな」


手首をしっかりと抑え付けけられて、いよいよ身動きが取れなくなっていく。


「俺が相手してやるんだ、ありがたく思えよ。

おまえなんか、ちょっと顔がきれいなだけの、金も芸もないつまらない女なんだから」


(何て男――)