6時間目も無事終わり、帰りのHR。

先生と目が合わないように、私は下を向いたままやり過ごした。

「んじゃ、気ぃつけて帰れよ。さようなら~」

帰る支度をしていると、隣から義樹に声をかけられる。

「おい。」

「わわっ!どしたの?」

「ははっ、そんなに驚くか?(笑)」

「もう帰ったかと思ってたから…」

「一緒に帰れないかなと思ってさ。」

「う、うん!平気!」