「ってことでHR終わり~。吉里、昼休み国語科準備室までこい。」

「え……」

予想外のご指名になにも言えずただ先生と目が合う。
先生があまりにも真っ直ぐ見つめてくるから、耐えきれず私は先生から目をそらした。


その日、1時間目から4時間目まで全くと言っていいほど授業内容は頭に入らなかったのは言うまでもない。












キーンコーンカーンコーン












ついに昼休み…憂鬱すぎる……
昨日の今日で顔なんて合わせらんないよ。

「はぁ………」

「まぁた溜め息ついた!もうさっさと行ってけりつけてきな!」

向かい側でお弁当を食べながら真輝に言われてしまう。

真輝さん…男らしすぎます…