桜が舞う季節、私は高校生になった。
中学とは違うおしゃれなデザインの制服に身を包み、メイクもバッチリ決めて、私は今校門の前に立っている。
ずっと憧れていた神楽西高校。
私の名前は吉里 光(よしざと こう)。
私には、目標がある。
それは彼氏を作ること。中学では男女ともに仲が悪く、付き合うという雰囲気は全くなかった。だから今の私には彼氏がいない。
ただ、彼氏がほしい。それだけだった。少女漫画で見たスクールラブがしてみたくて、中学の頃から友達と「高校生になったら…」と憧れを抱いていた。
そんな私は今、校門の前で親友の真輝を待ちながらイケメン物色中である。
はぁ…イケメンいないなぁ…
そう思って携帯をいじろうとした瞬間、肩をぽんっと叩かれる。
振り向くと真輝がいつも通りの笑顔で挨拶してきた。
「おはよう!待たせてごめんね。」
「ううん、全然平気。イケメン探しながら待ってたから。(笑)」
そう答えると真輝が食い付いてきた。
「イケメンいた!?」
真輝の目はキラキラと輝いていたが
「いなかった…」
そんな私の答えにシュンとしてしまう。
「そっかぁ、ま、これからこれから!」
そうだ。まだ高校生活初日じゃないか。きっといい人はいるはず!
そう前向きに考えることにして私たちはクラス発表の紙が貼ってある場所へと向かうことにした。
クラス発表の紙の前に一人のスーツを着た先生が立っている。
「クラス確認したらさっさと教室行け~」
ドキッ
その人を見た瞬間、私は恋に落ちたんだ。
中学とは違うおしゃれなデザインの制服に身を包み、メイクもバッチリ決めて、私は今校門の前に立っている。
ずっと憧れていた神楽西高校。
私の名前は吉里 光(よしざと こう)。
私には、目標がある。
それは彼氏を作ること。中学では男女ともに仲が悪く、付き合うという雰囲気は全くなかった。だから今の私には彼氏がいない。
ただ、彼氏がほしい。それだけだった。少女漫画で見たスクールラブがしてみたくて、中学の頃から友達と「高校生になったら…」と憧れを抱いていた。
そんな私は今、校門の前で親友の真輝を待ちながらイケメン物色中である。
はぁ…イケメンいないなぁ…
そう思って携帯をいじろうとした瞬間、肩をぽんっと叩かれる。
振り向くと真輝がいつも通りの笑顔で挨拶してきた。
「おはよう!待たせてごめんね。」
「ううん、全然平気。イケメン探しながら待ってたから。(笑)」
そう答えると真輝が食い付いてきた。
「イケメンいた!?」
真輝の目はキラキラと輝いていたが
「いなかった…」
そんな私の答えにシュンとしてしまう。
「そっかぁ、ま、これからこれから!」
そうだ。まだ高校生活初日じゃないか。きっといい人はいるはず!
そう前向きに考えることにして私たちはクラス発表の紙が貼ってある場所へと向かうことにした。
クラス発表の紙の前に一人のスーツを着た先生が立っている。
「クラス確認したらさっさと教室行け~」
ドキッ
その人を見た瞬間、私は恋に落ちたんだ。